LA CÉRÉMONIE DU THÉ



茶道とは
茶道はもともと唐(618~ 907年)の時代の中国から、日本に伝わったといわれています。 茶道の精神は
禅宗の教えに基づいており、鎌倉時代(1185~1333年)、日本全国に禅宗が広まるのと共に茶道も全国的に広まりました。そして室町時代(1336~1573年)の華やかな東山文化の下、茶の湯が成立しました。
その後、安土桃山時代(1568~1603年)に千利休が侘茶(わびちゃ)を完成させ、これが現在の茶道の原形となりました。 茶道は禅宗と深く関わり「侘び・寂び(わび・さび)」という精神文化を生み出しました。
茶道においては、この「侘び・寂び」の精神を大切にし、茶室という静謐な時空間で茶を点てること、お茶をいただくことに集中します。そのことによって心を平静に保ち、自分自身を見つめ直し、精神の働きを高めようとする儀式に似た所作なのです。